ダメ映画レビュー

愛すべきダメ映画のレビューを書いてます

エイリアンX

惑星Xから飛来した謎の生命体と、特殊精鋭部隊との戦いを描いたSFアクション。合衆国軍事秘密研究所で凶暴異星生命体を軍事目的に使う実験が行われていた。しかし、突如生命体が暴走。それを女性隊長・リタが率いる部隊“カイメラ”が殲滅に向かう。

実はこの映画、DVDではなくGyaoの配信動画で観た映画です。

Ring of Gundamを見たついでにいろいろとみていたら、面白そうなZ級映画をいくつか見つけてしまったので……。

しかし、こういった媒体は映画視聴には向かないのではないかと思わされましたね。

やはり画面が小さいし、途中で読み込み中の表示が何度も出てきて、そのたびにコマ送りのような映像になってしまいます。

以前に30分ほどの動画を見たときにはそんな現象はほとんどなかったのですが、100分近い長さの動画なので、それだけ読み込みに時間がかかってしまうのではないでしょうか?

実際20分ほど過ぎたらスムーズに再生するようになりましたから、この点はファイルを細分化することで解決するように思われます。

 

で、この作品。

OPの映像からして、どこか既視感が漂うなぁとおもったら、

「マンモス」と同じティム・コックス監督作品なんですね。

 

というか、OPなんてほとんどマンモスと一緒なんですよね。

宇宙から隕石が落ちてくるというコンセプトも一緒ですし。

ただ、「マンモス」は笑いどころのある愛すべきダメ映画だったのに対し、こちらは笑いどころがないのが最大の欠点。

本当にCGはしょぼいし、画面が暗くて何をやっているのかさっぱりわからず、前後のシーンがつながらないというダメ映画の典型のような映画です。

これはきっと、つっこんだら負けなのでしょう。

 

キモとなるエイリアンの襲撃シーンもお約束ともいえるアップの繋ぎばかり。

それも手ブレがひどいので何が何だかさっぱりわからず、緊迫感がまったく伝わってきません。

それでも後半に登場する幼生エイリアンの大群は、まだ恐怖感をあおるものの、それもしょぼいCGでは半減もいいところです。

本当に観ているのが苦痛になってきますし、時間の経過が非常に遅く感じられます。

そしてラストシーン。

まさか肉弾戦、しかもナイフ1本で止めをさすとか、開いた口がふさがりません。

媒体が媒体だけに余計に疲労を感じる作品でしたね。

 

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