ダメ映画レビュー

愛すべきダメ映画のレビューを書いてます

エクスペンダブル・レディズ

クリスタナ・ローケンブリジット・ニールセンゾーイ・ベルほか、豪華アクション女優が大挙出演!大ヒット映画「エクスペンダブルズ」の女性版が登場!カザフスタン旧ソ連刑務所跡テロ組織に拉致された米大統領の娘救出作戦に挑むのは、かつて罪を犯した女たち。与えられた猶予は48時間。果たして、チームは任務を完遂できるのか…。

だいぶ前に手に入れていたのですが、なかなか見る勇気がなくて塩漬けになっていた作品。

覚悟を決めて見たのですが、予想以上に面白い作品でびっくりしてしまいました。

あくまでもZ級的な面白さではありますが。

 

この映画のみどころ
  • エクスペンダブルズの主演スタローンに対抗して、元妻のブリジット・ニールセンを配したキャスト
  • 頭を空っぽにして楽しめるアクション
  • ガバガバ警備など突っ込むのが野暮になる緩さ

 

この作品は頭を空っぽにしてアクションを楽しむ映画です。

ここが違う、あそこが変だといったツッコミをするのは野暮ってものです。

 

そもそも物語の発端からしてゆるゆるです。

大統領の娘がカザフスタン武装勢力を説得しようとするのもおかしな話ですし、警護があまりにもゆるすぎます。

銃撃戦も緊迫感がまるでありません。

 

しかし、そこがいいのです。

ゆるゆるなアクション、ガバガバな設定、それらを存分に楽しめます。

ありえないけど面白い、ありえないから面白い。

そこを楽しめるか否かが、この作品の評価の分かれ道のような気がします。

 

ブリジット・ニールセン演じる女テロリストはさすがにかっこいいんですよ。

一方で、女囚チームのクリスタナ・ローケンも魅力的。

さすがにそれなりのキャリアのある女性アクション・スターたちだけあって、冒頭のゆるゆるアクションがウソのようなキレのあるアクションを見せてくれます。

それをみているだけでも楽しめます。

クオリティに大きな差はありますが、アクションがストーリーを凌駕するさまは「コマンドー」を連想しました。

 

いろいろと言いたいことはありますが、なによりも見てほしい作品ですね。

アサイラムパクインスパイア系と侮ったら痛い目にあいますよ(いろいろな意味で)。

 

ちなみにこのジャケットではこの5人がチームのような誤解を生みそうですが、あくまでもブリジット・ニールセン演じるウルリーカは敵役。

シンシア・ラズロック演じるモナはCIAの管理官なんですよ。

どういう理由か女囚チームのひとり、メイリン役のニコール・ビルダーバックがジャケットから外されてしまっています。

これは元のジャケットでも同じ。

なぜ不憫な扱いに……。

 

この映画を借りる

 

その他のレビュー済みダメ映画はこちらからどうぞ

 

作品情報

原題:Mercenaries

制作:2014年、アメリカ、Asylum

監督:Christopher Ray

主演:Zoë Bell

時間:89分

トレーラー: