ダメ映画レビュー

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コモド・リターンズ

遺伝子操作によって巨大化したコモドオオトカゲと人間の死闘を描いたモンスターパニック。ホノルルの南500kmに浮かぶダマス島を舞台に、米海軍の“極秘計画”により遺伝子操作されたコモドオオトカゲが、再び人類に恐怖をもたらす。

以前に午後ローで録画したものをようやく見ました。

うん、ヒドイですね。

大爆笑させていただきました。

 

  

この映画のみどころ
  • 21世紀の作品とは思えないコモドの質感
  • 作り物とはわかっていても凝視してしまうおっぱい
  • クライマックスで挿入される全く関係ない資料映像

当初タイトルの「リターンズ」の意味がわからなかったのですが、先行する「コモド」という作品の続編なのですね。

でも大丈夫。

前作を見ていなくても十分楽しめます。

というよりも、勝手に日本側で続編にしてしまった感が否めません。

「ソーラー・ストライク」方式でしょうか。

 

ストーリーはこの手のZ級モンスターパニックにありがちなもの。

米軍が秘密裏に研究していた生物兵器のコントロールできなくなり、人を襲い始めるというもの。

現地の研究者たち、秘密裏にことを処分したい基地の司令官、たまたま島に不時着した強盗犯グループの3つの思惑が交錯して物語が進んでいきます。

 

とはいってもそこはZ級

言ってることとやってることが全く噛み合っていないなど、グダグダなまま進んでいきます。

 

さて、この作品の一番のみどころであり問題点でもあるのがコモド。

この造形がすごいのです。

21世紀につくられた作品とはおよそ思えません。これはひどい。1980年代の作品かな?

これだけひどいとコモドが出現しただけで笑えます。

 

そんな中、目の保養となるのが水辺での水浴びシーン。

現地研究者の娘がためらうことなくトップレスになって水の中に入ります。

コントロールできなくなったコモドがいるから危険だと警告されるシーンがすぐ前にあったはずなのですが、そんな注意はお構いなしに潔く脱いでしまいます。

そのおっぱいのまぁ大きいこと。

大きさ、ハリといい明らかに作り物なのですがそこは悲しい男の性。

じっと凝視してしまいました。

 

クライマックスでは、コモド計画に関する全てを隠蔽したい司令官が島への空爆命令を出します。

その空爆シーンもまた注目ポイントです。

ミサイルの着弾がヒキのシーンと寄せのシーンでぜんぜん違うのです。

 

アップのシーンだとちょっと穴があいたかな?という具合。

 

上空からミサイル打ち込んでこの程度ではすまないとは思うのですが。

 しかし引きだと森が大炎上してしまいます。

 

さらにベトナム戦争の資料映像らしき、湿地帯の小屋が大爆発するシーンが何度も挿入されます。

これが、これまでの映像と全く合ってないのですね。

違和感しかありません。

 

ダメで笑えるという意味ではおすすめの映画だと思います。

興味を持たれた方はぜひご覧になってください。

 

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作品情報

原題:The Curse of the Komodo

制作:2004年、アメリカ、Royal Oaks Entertainment Inc

監督:Jim Wynorski

主演:Tim Abell

時間:92分

トレーラー: