シャーロック・ホームズVSモンスター
名探偵、シャーロック・ホームズがモンスターと激しい戦いを繰り広げるアクション。1881年、イギリス海峡で大金を積んだ船が何者かによって沈められる。ホームズはワトソンと共に調査に乗り出すが、そこで見た痕跡は人間業とは思えないもので…。
はい、今回もアサイラム作品です。
もうタイトルからしてぶっ飛んでいます。
明らかにアレを意識して作られたのでしょうが、いろいろと間違ってしまってます。
あ、でも原題は「Sherlock Holmes」とシンプルなんですよねぇ。あのさあ……。
こんな作品を配信してくださるGyaOさんには感謝ですね。
これからも選りすぐりのZ級映画を配信してくださることに期待しております。
一言で言ってぶっ飛んだ作品です。
ぶっ飛びすぎて振り切ってしまった分、そこがかえって面白くなっています。
なので、コナン・ドイルのホームズとは全く別物と思って観るのが正しい見方かもしれません。
そうしないと細かいところはもちろん大筋にも粗ばかり目立ってしまいます。
物語は晩年のワトソンが在りし日のホームズとの冒険を回想し、それを口述筆記させるところから始まります。
肝心のホームズですが、登場した途端になんとも言えないガッカリ感に襲われます。
というのも、なんというか華のない小男なんですよ。
ジャケットだとかっこよく見えますがまるで別人。
モンスターが襲うシーンも、脈略のなさをチャチなCGが上塗りし、笑いしかこみあげてきません。
物語が中盤になるとホームズの兄が登場するのですが……。
え?兄って役人じゃなかった?レストレード警部の元同僚?
あ、コナン・ドイルのホームズとは別物でしたね。
話はどんどん膨らんでいき、およそ19世紀が舞台の物語とは思えなくなっていきます。
神経細胞を再生して麻痺を治す補助装置が19世紀にあっとは初耳だ……。
というかあまりにもオーバーテクノロジーすぎて頭がくらくらしてきます。
しかも再生装置は金属みたいなはずなのにしわになっているし。
ラストも「え?全部投げっぱなし?」という終わり方。
これはひどいwwww
でも笑って許してしまえるお馬鹿さ。
なんだか正統派のダメ映画って感じでしたね。
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こちらはメジャーな方。
作品情報
原題:Sherlock Holmes(IMDB、Asylum、アルバトロス)
制作:2010年、アメリカ、The Asylum
主演:Ben Syder
時間:89分
トレーラー: