ダメ映画レビュー

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スピーシーズXXXXXX 寄生獣の吐息

人気の『スピーシーズX』シリーズ!地球に落下しつつある隕石が人工衛星を破壊し、ついに大西洋海岸付近に墜落。周辺海域には緑色の粘着物が撒かれた。2日後、フロリダのクラブ。ダンサーのヴァルは腹痛を訴え、トイレに駆け込む。中々戻ってこない彼女を心配したステフが様子を見に行くと顔は以前の美しいままながら、体からは触手が生えた世にも恐ろしい寄生獣に変貌していた…。

同じ時間でも楽しい時は短く、そうでない時は長く感じたりしますよね。

この映画80分弱という短い尺なのですが、体感時間は2時間にも3時間にも及ぶものでした。

どういう映画なのかそれでお察しください。

 

  

この映画のみどころ
  • 暗くブレて何が映っているのかわからない斬新な撮影
  • 開始2分で観ているものを混乱させる映像作りのセンス

 

はっきり言って素人が作った作品です。

観ていてわけがわからないことだらけです。

映像は全体的に暗い上に手ブレしているので、何が映っているのかさっぱりわかりません。

そのうえセリフからも状況が全くわからないまま、どんどんストーリーが進むので完全に置いてけぼりです。

そもそも登場人物が何人いるかすらわかりません。

よくもまぁ、こんなにわかりにくく撮れるものだと感心いたします。

 

そもそもこの作品を「スピーシーズ」と名付けるのもどうかしていると思うんですよね。

スピーシーズ」といえば、エイリアンがキレイなオネーチャンになって種の存続のために人間の男を誘ってセックスをする。

それこそが売りだったはず。

しかし、この作品ではゾンビ化したケバいネーチャンがゾンビのように襲うだけ。

種の存続のためのセックスなんてしませんよ。

どうしてこれに「スピーシーズ」と邦題をつけたのか。

わけがわからないよ。

 

ゾンビ化した原因は謎の隕石が落下した海域で水揚げした魚を食べたせい。

それにしては汚染された魚が一匹だけとはずいぶんと世界に広がりがないようです。

 

その原因となった食べ物も見るからに体に悪そうなもの。

 

この緑がかったお魚を

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こう調理します

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こんなもの食べたら誰だってお腹こわしますわ。

 

以前に観た「XXXX」もひどい作品でしたが、これはそのさらに上を行ってますね。

(参照記事:「スピーシーズXXXX 寄生獣の囁き:ダメ映画レビュー」)

はっきり言ってよほどのドMじゃないと観ていて怒りと退屈を感じるのは禁じ得ない作品なのではないでしょうか。

それでも観てみたい豚紳士な皆様はぜひどうぞ。

 

この映画を借りる

 

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作品情報

原題:Parasitic

制作:2012年、アメリカ、Still Night Monster Movies

監督:Tim Martin

主演:Camille Balsamo

時間:79分

トレーラー: