ダメ映画レビュー

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メガ・シャークVSメカ・シャーク

人気モンスターパニック「メガ・シャーク」シリーズ第3弾。氷壁に閉じ込められていた巨大ザメ、メガ・シャークが復活し、またも各地で暴れ始める。国連は世界の全海域を封鎖し、試運転前の最終兵器、メカ・シャークを急遽出動させるが…。

メガ・シャークシリーズの第3弾。

実はDVDが1000円以下の安売りになっていたのでうっかり買ってしまいました。

いやぁ、実にバカバカしい内容でした。

だが、それがいい。 

  

この映画のみどころ

 

「こまけーことはいいんだよ!」

 

この作品を見る上で大事な心構えです。

細かいことを気にしてはいけません。

 

メカ・シャークの内部構造がどれだけチャチかろうと、水深とか魚影とかが全く考慮されていなかろうと、サメの動きがジェットエンジンでも搭載しているかのごとくあっという間に地球の裏側に到達しようと、そもそも前作でクロコザウルスと共倒れになって海の底に沈んだはずなのになぜ氷山の中にメガ・シャークがいたのかわからなくとも、細かいことを気にしてはいけません。

 

この作品を見るときは、大きな心であるがままに受け入れて楽しみましょう。

たとえシーンの前後で脈略がまったくつながっていなくても、アサイラムらしいねと受け入れることが大事です。

 

そういう心構えでいれば、メガ・シャークがぶん投げた船でスフィンクスの首がぶっ飛んだり、メガ・シャークとメカ・シャークが飛行機の真ん前でダブルジャンピングアタックをしかけても、笑いに昇華できるはずです。

 

今回驚いたのがサメのCGの質感。

シャークネードの時も驚きましたが、シリーズ化されるとCGに回せる予算が増額されるのでしょうか?

それらしい質感になっていてびっくりです。

ちゃんとサメ肌っぽくなってますよ。

 

また、前作には出演しなかった「VSジャイアント・オクトパス」の主役エマ博士が登場しているのにも注目です。

メカ・シャークの開発者に、意味ありげに対応策のメッセージを伝えています。

しかし、演じているデビー・ギブソンが博士というよりも場末のバーのママという雰囲気なのであまり有り難みが感じられません。

なんで研究室でそんなに肌を見せる必要があるのでしょうか……。

 

今回の一番のみどころはメカ・シャークの第二形態。

この変身には素で興奮してしまいました。

なんとキャタピラが生えてきて陸上モードになるとは!

履帯!履帯だよ!とガルパン脳が喜んでいます。

さらにドローン・モードで制御不能?メカとメガでダブルパニック?!

これはもう実際に見ていただくのが一番です。

 

そして案の定な決着な付け方にも注目です。

メガ・シャークのものとおぼしき臓物が周辺に飛び散っていますが、これで4作目の「VS進撃の巨人グレートタイタン」にどうつなげるのか気になるところです。

 

こまけーことはいいんだよ!

 

Z級映画マニアはもちろん、メカマニアにもおすすめできる作品です。

興味を持たれた方は迷わず見ろよ、見ればわかるよ。

 

この映画を借りる

 

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作品情報

原題:Mega Shark vs. Mecha Shark

制作:2013年、アメリカ、Asylum

監督:Emile Edwin Smith

主演:Mega Shark vs. Mecha Shark

時間:85分

トレーラー: