ダメ映画レビュー

愛すべきダメ映画のレビューを書いてます

ヤギと男と男と壁と

実在した超能力部隊を、ジョージ・クルーニーほか豪華キャスト共演で描くコメディ。イラク戦争の取材に飛んだボブは、“新地球軍”所属のエスパー兵士・リンと行動を共にすることに。その中でリンは、軍の驚くべき実態を語る。

キャストに惹かれて見てみたのだが……う~ん……微妙。

豪華キャストを生かし切れておらずもったいない。

そんな印象の作品。

 

素材はいいんですよね。

ジョージ・クルーニーユアン・マクレガーというキャストも、トンデモ本をネタにした「実在の超能力部隊」というシチュエーションも。

でも料理法でミスってしまって残念な出来になってしまったようです。

この取り合わせならもっともっと面白い作品が期待できるのに、なんか空回りしてばかりいて笑えないんですよ。

それでもシーンを切り出せば笑えるシーンはいろいろあるんですよ。

スター・ウォーズで若き日のオビワンを演じたユアンを相手に、ジョージ・クルーニーが「俺はジェダイの騎士だ」と言い放ったり、遙か彼方の雲を消そうと「キラキラ目力」を発揮したり。

シーンごとには笑えるんだけど、全体としてはそれが逆に上滑りしている感じが否めません。

同じジョージ・クルーニーのコメディである「バーン・アフター・リーディング」と比べると、笑いのツボというかポイントが違うんですよね、言葉にするのは難しいけど。

バーン・アフター・リーディング」が面白かっただけに、ちょっとガッカリでした。

私の期待値が大きすぎたのかも知れませんね。

 

あ、でもジョージ・クルーニーの若作りはよかったですよ。

 

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作品情報

 

原題:THE MEN WHO STARE AT GOATS

制作:2009年、アメリカ、Smoke House

監督:Grant Heslov

トレーラー: