U.M.A レイク・プラシッド3
巨大ワニが人々を襲う恐怖を描いた、モンスターパニックシリーズ第3弾。両親と共にレイク・プラシッドに引っ越してきた少年が、ペット代わりに赤ちゃんワニを育て始める。やがて見違えるほど成長したワニは、一家を獲物として見なし始め…。
この手の映画の場合、2とか3とか数字はついていても、全く別物の映画だったりするのですが、この作品は以前に紹介した2の続編です。
前作でワニを餌付けしてた老婆の甥が今回の主役になります。
忌まわしい記憶を振り払うように伯母の住んでいた湖畔の小屋を売り払おうとするのですが、結局保安官の「ワニはいない」という言葉を信じてしまったのが運の尽き。
まさか自分の息子が店から肉を万引きしてまでワニを育ててしまうとは。
作品の出来は前作から相変わらず。
ワニは不自然なCGなままだし、湖のどこで問題がおこっているのか、位置関係がさっぱりつかめないのも前作と同じ。
広がりがないというか、カット割りが下手なのか、とにかく見ていて違和感が募ります。
しかし、大まかなストーリーの方は、序盤の伏線がクライマックスで効いてきたり、それなりに引き込まれるものがあって前作よりは楽しめます。
が……やっぱり演出が問題なんですね……。
唯一楽しめる点は湖に遊びに来るオネーチャンが、ポロリとしてくれることくらいでしょうか。
そしてポロリの後はじょぼもれなくワニによるパクリが待ってます。
チャチで不自然な出没しかしないワニが、恐ろしいスピードで人を食うのを見たい方にはおすすめかもしれません。
その他のレビュー済みダメ映画はこちらからどうぞ
その他のレビュー済みダメ映画はこちらからどうぞ
制作:2010年、アメリカ、Stage 6 Films
監督:Griff Furst
時間:93分