ダメ映画レビュー

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4:44 地球最期の日

4:44 地球最期の日

4:44 地球最期の日 [DVD]
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン (2012-11-22)
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明日の早朝4時44分、オゾン層の破壊によって地球は滅亡する。回避する方法は何もない。世界の終わりを前にしても、シスコは恋人スカイと刹那的に激しく愛しあう。決していつもと何も変わらない。ただ運命を受け入れるほかなかった。そして空が妖しくうごめき始め、終末の瞬間がやってきた…。ウィレム・デフォー主演の地球滅亡を描いた異色のクライシス・ドラマ。

ウィレム・デフォー主演ということで気になっていた作品。

実際に観たのはいいのですが、ちょっと混乱してしまいました。

なんなんだこの作品……。

 

 

 

この映画のみどころ
  • 何も劇的な展開のないことがかえって劇的

 

何と言ったらいいんでしょうか。

表現するのが難しい映画です。

とにかく内容と呼べるようなものがありません。

 

なぜだかわからないけどオゾン層の破壊によって4:44と細かい滅亡の時刻が設定され、

その「滅びの時」に向かっていく一組のカップルを描いています。

けれど、何か劇的な展開があるわけでもなく、セックスして、喧嘩して、お薬キメて、またセックスして……といったふうに、「終わりの時にも日常が続いていくんですよ」といった描いてます。

その変わらなさが見ている側には退屈さしかありません。

 

もっとこうパニック表現とかがあるかと期待したのですが、そういう描写はほとんどありません。

なんとも見ていてモヤモヤしてしまいます。

ところどころいかにもエコでロハスな主張を挟んでくるのも、あまり良い気はしませんでした。

 

頼みの綱であったデフォーの演技も怪演といえるようなものではなく、おもいっきりハズレを引いてしまいましたね……。

残念。

 

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作品情報

原題:4:44 Last Day on Earth

制作:2011年、アメリカ、Fabula

監督:Abel Ferrara

主演:Willem Dafoe

時間:82分

トレーラー: