ダメ映画レビュー

愛すべきダメ映画のレビューを書いてます

こわい童謡

多部ちゃんが主演というのでまず「表の章」を見てみたが、これだけでは作品としては成立せず、「裏の章」と合わせて一つの作品になっている。

「表」のこちらが「事件編」で。「裏」が「解決編」といった感じ。

レビューなどでは「途中で犯人がわかってしまう」とあり、鈍くてKYな自分にもわかるかなぁ?と思いながら見ていたのだが、もうミスリーディングもバレバレで、誰だってわかってしまうお粗末さ。

途中から「はいはい。どうせお前がやったんだろ」と言いながら見ていた。

多部ちゃんの演技はともかく、映像的にびびった。

夜にみていたので、トイレに行くのがこわくなっちゃったよ。

バカ映画ホラーなら全然平気なのにね。

そして「裏の章」。

「表の章」で起きた女子高生大量殺人の解決編。

なのだが……「超低周波が云々」「童謡の持つ力が云々」の“真相”には( ゚д゚)ポカーン

もう開いた口がふさがらなくなるほどのダメ映画。

見たのを正直後悔した。

以下ちょっとネタバレ

古い下水管から発生する大量の超低周波を浴びて、可聴域が広い10代の若者が不安感や焦燥感に襲われ精神不安定になるというのもすでにトンデモだが、それが童謡を聴いてその歌になぞらえられた意味どおりに行動するというのは理解不能。さらにそれを鎮めるために子守唄だ!というのにはぶっ飛んだ。