ダメ映画レビュー

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ロスト・アイランド

『スワッピング -背徳と罪-』のクリストフ・M・オート主演によるサバイバルアドベンチャー。バカンスでカリブ海にやって来たベーゼンス一家は、クルージング中に海賊に襲われ、無人島に漂着する。彼らは謎に包まれた島から決死の脱出を試みるが…。

はい。いつものごとくアルバトロスです。

ジャケットからわかるように思いっきり某ドラマを意識しています。

以前にアルバトロス作品を見たときに予告を見て、面白そうだなと思っていたんです。

 

で、見てみました。

 

 

やっぱりアルバトロスでした。

 

予告を見た限りでは、何か島自体が秘密を持ったサスペンスものだと思ったんです。

ところが実際には島に秘密なんてありゃしないし、船が助けに来ない理由もわからずじまい。

いろいろと謎を出しておきながら、全てが投げっぱなしジャーマンで観た後に虚脱感に襲われました。

 

そもそもこの映画ドイツ製なのですが、カリブ海で普通にドイツ語が通じるどころか、現地の海賊もドイツ語で会話しているのはどういうことかと。

家族の絆とか冒険とか海賊とのバトルとか、いろいろと盛り上がりそうな要素は含んでいるのですが、全てがグダグダでご都合展開なので萎えることこの上なし。

期待して観ただけにがっかり感も非常に大きかったですね。

ダメとわかってみてれば楽しめたのかもしれませんが。

 

ツッコミどころも多すぎて書く気にもなれません。

やっぱりアルバトロスの作品を舐めてはいけないと、本当に痛感した一作でした。

 

唯一興味深いなと思ったのが家族構成。

実はこの4人、実の家族じゃないんですね。

父親ではなく母親の恋人。

実の父親はDV夫で離婚したのだとか。

実際4人は家族同様に同居しているのですが、この旅行でプロポーズして名実ともに家族になろうとしていたのだとか。

そういった家族のあり方みたいなものが見えてくるのは興味深かったですね。

 

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