ツイスター2008
スティーヴン・R・モンロー監督によるディザスターパニック! 「アルマゲドン」の脅威! 「デイ・アフター・トゥモロー」の絶望! 今、人類史上最大の危機が訪れる! ――幼い頃、竜巻で両親を亡くした過去を持つ気象学者のエイプリルは、絶縁状態となっていた弟とシアトルで数十年ぶりに再会するが、突如街は巨大な竜巻に襲われる!
まぁ、なんといいますか、可もなく不可もなくといった印象の作品でした。
ちょwwwヒドスwwwというだけの破壊力もありませんし、かといって凄く面白い!というほどでもない。
アルバトロス配給作品としてはいい方なんじゃないかな?とは思いますが。
ストーリーの核となるのは巨大竜巻そのものじゃなくて、竜巻を調査する女性気象学者の家族のほう。
竜巻が原因で両親が亡くなったのに、その竜巻を追い続ける姉を「現実から逃げている」と非難する弟。
竜巻を追いかけてばかりで会話もままならないことを不満に思う娘。
さらに中盤からはかつての恋人で娘の父親でもあるウェザーキャスターまで出てます。
そのため、主人公と家族がトラウマぶつけ合い不満を言い合うgdgdな展開が続いて、開始30分あたりで一度挫折してしまいました。
CG自体はこの手の作品にしては非常によく出来ているのですが、竜巻自体も災害として馴染みがありませんし、映像表現としてすげーと思っても、リアリティがないんですよね。
まだ地震とかのほうがその恐怖をリアルに感じられたのでしょうが。
最後まで竜巻をどうしようとか被害を少なくしようとかそういうことよりも、自分の家族が竜巻に巻き込まれないことに重点が置かれ、竜巻のスペクタクルが脇に置かれてしまっていたのが残念でした。
どちらか針が振り切れていればもっと楽しめたのでしょうが、中途半端に見られる作品に仕上がっているだけにイマイチ感が……。
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