ダメ映画レビュー

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女子高生ロボット戦争

多感な女子高生が織り成す甘酸っぱい友情と恋を、巨大ロボットによるアクションが彩る奇想天外な青春物語。親友同士のブリトニーとアリーはひとりの男の子を巡って争い始める。主演は『パラサイト』のミシェル・フェアバンクスとマリア・ジョーンズ。

 

というわけで今回もアルバトロスです。

俗にこの作品、「女子高生チェーンソー」「チアリーダー忍者」とともに、アルバトロス3大ダメ映画とも言われているとかいないとか。

まずもって物語にメリハリがなく、それでいて1つ1つのシーンが無駄に長いので、観ていてたれて来てしまいます。

もちろん「都合よすぎw」とか「こんなのあり?」と言いたくなるシーンも盛り沢山。

編集も下手くそでつなぎが不自然だったりするんですよね。

 

スポーツ万能のアリーと、天才少女のブリトニーの2人が、転校生クリスを巡って恋のバトルを始めるのですが、恋した少女2人がおしゃれに目覚めて変身するんです。

そのときにあらびっくり。

ダサいブリトニーは劣化版堀北真希レベルにイメチェンするのですが、アリーは……髪を下ろしてメイクしてドレスアップしたらブス山さんになったでござるの巻。

変身前の方がよかったよ。頬骨が目立ちすぎ。

 

この2人の戦いも非常に対照的。

アリーが直球勝負なのに対して、ブリトニーの作戦の姑息なことこの上ない。

ちょっとあんたセコイよ!

 

クリスに色仕掛けで迫る同級生も、老け顔の方ばかり。

チアリーダー忍者」もそうだったけど、アメリカの女子高生はみんなこんな老け顔なのでしょうか。

それともキャスティングに失敗しているのでしょうか。

 

 

 

突然ですがここで残念なお知らせです。

この作品、「女子高生ロボット戦争」というタイトルから、かわいい女子高生がロボットに乗り込んで、ミサイルをぶっ放すようなイメージを皆様もたれるでしょう。

 

残念ながら……84分中ロボット登場シーンは1分にも至りません。

出てきた早々にアリーの金属バット一閃で破壊されます。

しかもうち20秒は破壊後のスローモーションです。

なんというタイトル詐欺www

 

このロボット、ブリトニーが徹夜して一晩で作ったという代物。

大きさはATよりちょい大き目。

シド・ミードの設定画のような設計図から起こされてました。

 

ロボットがだめならバズーカ砲をぶっ放すブリトニー。

ところが校長が突然出てきて頭部を直撃!

 

 

 

頭が吹っ飛ぶどころか弾道が変わりました。
なんという石頭wwwwww

 

結局最後は肉弾戦ということになるのですが、男勝りのスーパーガールに対して、本で読んだ格闘術で互角に戦うブリトニースゴスwwwww

 

そして……

Σ(゚Д゚;エーッ!

 

そんなまとめ方するの?

唐突すぎるラストに( ゚д゚)ポカーン

 

なんというか観た後に徒労感だけが残る作品でした。

さすがアルバトロス。

もう少し途中のシーンを削ってテンポをよくすれば、まだ観られたかもしれないのに。

 

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