スカイライン-征服-
『アバター』『2012』などのVFXを手掛けたHydraulxが異星人による地球征服3日間の黙示録を描いたSFアクション。L.A.の高級マンションの一室に集まった人々が目撃する謎の飛行物体による地球制服の顛末を、最新の映像技術を駆使して描く。
できれば劇場で見たかったの作品なのだが、知ったときには公開がすでにほぼ終了しており、DVDが発売されるのを待っていた。
セル版の発売は来月なのだが、レンタル版はすでに始まっていたので、なんとかリクエストに入れて借りてみた。
実際に作品を見た感想は……劇場行かなくてよかった……。
これを劇場で見ていたらかなりガッカリしていたかも。
平穏な日常に宇宙から見えない侵略者がやってきて、それを全体像として映すのではなく極めて主観的に切り取られた映像によって、個々のキャラクターの行動を描くというのは、クローバー・フィールドにあい通じるものを感じる。
私はアレを楽しんでみたほうなので、この作品も途中まではワクワク楽しみながら見ていた。
謎の敵が現れ、わけもわからないまま追い詰められていくまでは面白かったのだが、そこからの展開が同じことの繰り返しでだんだん飽きてきてしまった。
敵がはっきりと分からず、どういうこと?どういうこと?とパニックになるのが良かったのに、敵の姿形が分かり始めると…う~ん…。
中盤でそれとなく描写されていた、青い光を浴びた後遺症の伏線も、結局回収することなく終ってしまった。
CGとかの描写はものすごく精巧で目を惹かれるのだがそれだけ。
なんだかもったいないなぁという印象ばかり残ってしまった。
そしてラストシーンは……なんじゃそりゃ。
あーあ……台無し……。
途中までは本当に面白かっただけにガッカリ感もひとしお。
でもね、嫌いでもないですよ。
うまく言えないけど・・・。