バイオハザードX
ある惑星の巨大地下建造物を舞台に、アンデッドの群れと戦う2人の囚人の姿を描いたSFサバイバル・アクション!砂の惑星に不時着した2人の囚人を乗せたスペースシャトルのもとへ、監視機関から地下研究所に眠るXを調査せよとの連絡が入る。早速、任務を遂行しようとした2人だったが、そこで彼らを待ち受けていたのは、生物兵器の影響で狂暴化したアンデッドの群れだった…。
いや~、これまたひどい映画でしたね。
お前はそういう映画ばかり好んで見てるだろと言われてしまえばそれまでなのですが。
まずこのあらすじからしてまたもや間違っております。
「アンデッドの群れ」は登場しません。
登場するのは顔にテカテカのグロスを塗りたくったスキンヘッドのオッサン1人です。
チープとかそういった言葉では表現しきれないほどのやっつけ感が漂います。
開始早々にシャトルが墜落し、生き残った囚人2人がいきなり襲われたりするのですが、何をしているのか説明がないため何がなんだかさっぱりわかりません。
そうこうしているうちに囚人2人が地下の廃工場のようなところに入り込み、Xなるものを探すことになるのですが、それがなんと1時間近くも続きます。
メリハリのない同じようなシーンの連続で、どのシーンなのか区別がつかなくなってくることもあり、強烈な眠気に襲われてしまいました。
こんなグダグダな展開のまま終わるのかと思ったところに、X登場!そう、グロスを塗ったくったオッサンです。
なんでこんなものを調査しようとしていたのか理解に苦しみますが、説明はもちろんありません。
そこへ主人公を助けに唐突に女戦士が登場するのですが、今までのグダグダっぷりに比べてあまりにも展開が早すぎて何が何やらさっぱりわかりません。
結局のところ最初から最後まで?マークの連続で終わってしまいました。
思わせぶりでいて結局無意味なシーンが多く、何がしたいのか何を伝えたかったのか何を見せたかったのかが、何一つ伝わってきません。
エンディングも何一つ謎が解きあかされることはなく、消化不良のまま終わってしまい非常にすわりが悪いです。
何よりも、幼稚なキリスト教徒が考えそうな、絶対的悪存在という概念がもうなんとも……。