ダメ映画レビュー

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シャークトパス

サンタモニカ・ビーチに巨大なホオジロザメが海底深くから現れ、誰もが絶体絶命だと思ったその時、半身がタコ、半身がサメのような生物がホオジロザメを飲み込んでいった。そしてなぜか人間には襲いかからず、海中深くへと消えていく。その様子を数マイル離れた研究室で見ていたのは、海軍服に身を包んだ男だった…。

 

マツコ有吉の怒り新党の新・3大○○にて、

「進化しすぎたサメ映画」の一つとして、

ダブルヘッド・ジョーズ」「ビーチ・シャーク」とともに紹介された作品。

この作品で3つとも全て制覇いたしました。

王道のZ級モンスターパニックで大変楽しく拝見致しましたよ。

 

  

この映画のみどころ
  • サメとタコを掛けあわせるという奇抜なアイデア
  • あまりにも神出鬼没で誰も接近に気づかないシャークトパスのステルス性能
  • サメのヌメヌメ感がしっかり表現されているCG

 

もうこの作品はサメのフォルムが全てなんですよね。

サメの上半身にタコの下半身。

それが一番の売りであり、それ以外に売りはないんです。

 

ストーリーはモンスターパニックのパターンそのものですし、死亡フラグを立てると律儀に回収してくれます。

逃げ惑う人々不自然なまでにサメの接近に気づきません。

またシーンの前後で矛盾した言動があったりもしますが、それはお約束ということで。

 

意外だったのがサメのCG。

全体的にみると推して知るべしなのですが、サメ肌のヌメヌメ感はやけにリアルなんですよね。

細かいところにこだわってしまったのでしょうか。

ただし、襲撃シーンなどはアサイラムもびっくりな出来栄えになってます。

 

また、サメとタコの生物兵器「S-11」を開発した科学者を、「ダークナイト」でマロニーを演じたエリック・ロバートが演じているのに少し驚きました。

この作品でも小悪党のヘタレな役どころではありますが。

 

なんにせよおバカで楽しい作品であることは間違いありません。

細かいところはゲラゲラ笑いながらみるにはうってつけだと思いますよ。

 

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作品情報

原題:Sharktopus

制作:2010年、アメリカ、New Horizons Picture

監督:Declan O'Brien

主演:Kerem Bursin

時間:89分

トレーラー: