ダメ映画レビュー

愛すべきダメ映画のレビューを書いてます

ステルスX

最新ステルス・システムを搭載したロシア空軍機を巡る、テロリストの陰謀と世界の危機を描くスカイ・アクション!ロシアが極秘開発した“ゴルゴン・システム”。それはあらゆる航空機をステルス化する、究極の戦略兵器だった。開発者のオルガを乗せた爆撃機“07”は演習に出発。しかし、その機内にはテロリストのコントロール装置が仕掛けられていた…。

 

あ、はじめに言っておきます。

ジャケットのようなエアファイトシーンは皆無です。

狭い機内でのシーンがメインになります。

 

 

ロシア空軍が撮影協力した作品だけあって、コクピットまわりやメカ描写はさすがのものがあり、戦闘機の発進シーンも迫力十分で、それだけでもメカフェチな方は満足できるかもしれません。

が、中には泥水の飛沫が画面に飛び散り、カメラが反射して写りこむ、「いかにも窓から撮りました」なお粗末なシーンも。

 

しかしそれにしてもこの「ゴルゴン・システム」。

レーダーだけでなく、肉眼からも消えうせるってどんなトンデモシステムですか?

それから、このゴルゴンシステムを手に入れようとするテロリストの使う手が、強制リモートコントロールってどんだけ・・・。

なんというか大筋は面白いのですが、細かいところの整合性に欠けるのが残念だなといったところですね。

映像的にも後から銃で撃たれたのに後ろに血飛沫が弾けたりと不自然なところが多いです。

 

展開的にもたるいところがありますし、もうちょっと練ればもっといい作品になるのに

もったいなぁという印象を受けました。

 

あ、システム開発者役の女優さんは可愛くて私の好みでした。

それはGJ!

 

大事なこと書き忘れてた。

この映画、ロシア作品で登場人物が話す言葉もロシア語なのですが、テロリストやアメリカ人が出てくるときは英語を話しています。

が、その英語の上にオッサン1人で全部ロシア語吹き替えをしています。

だから言葉がダブって聞こえる上に字幕が表示されるのでややこしいことこの上ない。

冒頭にお断りのメッセージが出るのですが、マスターからこの状態ってどういうこと?

少なくとも売りに出す段階でどうにかしてくれと。

 

予告編