ダメ映画レビュー

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レギオン

人類を見限った神々と彼らを守る大天使の壮絶なバトルを描いたアクション。堕落した人類を一掃するために神々が放った天使軍団“レギオン”と、神の命に背いて人類の味方になった大天使・ミカエルが地球の存亡を懸けて戦いを繰り広げる。

午後ローで昨年放送されたのを録画して見ました。

いやぁ、おバカで楽しいなぁ。 

 

この映画のみどころ
  • 天井を這いまわる老婆
  • ウイングガンダムゼロカスタムもびっくりの天使の羽ガード
  • アイスクリーム屋の異形さ
  • ミカエルとガブリエル、大天使どうしの肉弾戦

 

おバカ映画です。

断言できます。

でも、そこが面白い。

観ていて「リベリオン」を思い出しました。

 

なぜミカエルが神の命に背いたのか、なぜ生まれてくる赤子が人類を救うのか、天使に襲われた世界はどうなったのか、さっぱりわかりません。

 

ミカエルは天使の御心に従い、ガブリエルは天使の命令に従い、御心に従ったミカエルのほうが正しかったとされますが、本心と反対の命令を下す神の底意地の悪さしか印象に残りません。

何がしたかったんでしょう?

大天使たちを試したのでしょうか?

そんなことで犠牲になる人間からしたら神じゃなくて悪魔です。

 

DQNな女が身ごもった父親も知らない子どもが人類を救うらしく、そのためにミカエルは彼女が働く砂漠のダイナーにやってきますが、なぜその子どもが救世主なのかは語らないのでわかりません。

マリアとイエスになぞらえているのでしょうか。

 

でもそういった疑問点は棚に上げ、次々と襲い来る天使の手先(悪魔の手先としか思えませんが)との戦いを、「ありえねーwww」「ばかでーwww」と楽しむ映画なんだと思います。

ガブリエルとミカエルの肉弾戦とかド派手でいいですよー。

突っ込みどころも満載w

笑劇的衝撃的なシーンが次々に現れるので観ていて飽きません。

あ、ごめん、うそ。

ちょっとダレるかも。

 

いろいろ考えようとすると宗教的な色彩が強くなってしまうので、頭空っぽにして楽しむのにはうってつけだと思います。

 

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作品情報

原題:Legion

制作:2010年、アメリカ、Bold Films

監督:Scott Stewart

主演:Paul Bettany

時間:100分

トレーラー: