ダメ映画レビュー

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ソーラー・デストラクション 地球壊滅

昨年にサタシネで放送されたのを録画しておいたのですが、どうにも気が進まず年を越してしまいました。

ようやくのことに観たのですが、なにがなんだかわけがわからない作品でした。

 

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この映画のみどころ
  • 天才少年の霊感大予言
  • 生ぬるいにもほどがあるアクション

 

つまらない。

これにつきるとおもいます。

 

この手のタイトルなら大規模な災害シーンがあると思うじゃないですか。

アサイラムあたりならその描写が雑コラなみの酷さで笑えたりするじゃないですか。

 

でもこの作品、ディザスター・パニックとして実に斬新。

なんと災害が起こりません。

起こるのは電磁波の影響で電気がチカチカするくらいです。

看板倒れにもほどがあります。

こっちはヒドいパニックシーンを楽しみにしているのに。

 

そもそも太陽フレア発生の予測というのもおかしな話なんですよね。

天才少年が独学で発見して教授に報告するのですが、科学的根拠を聞かれた少年の回答がいかしてます。

「心のなかに浮かぶんです」

なんというスピリチュアルな予測でしょう。

科学的な裏付けなんて全くありません。

実際に発生したからいいものの、外れていたらとんだオオカミ少年です。

それを信じてしまう教授も教授。

 

その少年の報告書と知識を巡ってドタバタ劇がずっと続きます。

けれどアクションシーンが致命的なまでにぬるいんです。

緊迫感が微塵もございません。

クライマックスで少年の母親が繰り出す、飛び蹴りなんて当たってないどころか、捕まって盾にされた息子の方にあたってます。

 

最後までせまいところでゴチャゴチャやっているだけで終わってしまいました。

笑いどころもヘタレアクションんくらいしかなく、苦笑を通り越してアイタタタとなるシーンの連続は結構きつかったですね。

物好きな方は苦行にチャレンジしてみてはいかがでしょう?

おすすめはしませんが。

 

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作品情報

原題:Solar Flare

制作:2008年、アメリカ、Baby Steps Entertainment

監督:Fred Olen Ray

主演:Chris Brochu

時間:87分