東京攻略
トニー・レオンや仲村トオルなど日本&香港スターが集結し、東京を舞台に香港の令嬢と探偵が一人の男を追うサスペンスアクション。結婚式当日に姿を消した高橋を追って東京にやってきた香港令嬢・メイシーだが、彼の足取りには不穏な空気が漂う。
ウラ関根TVの「なまり日本語ランキング」で紹介されていた作品です。
トニー・レオンの「なまり日本語」についてはそれで知っていたのですが、それでも冒頭の「ヤダ」でもう完全に脱力してしまいました。
たった一言でこれだけの破壊力をもつ日本語遣いというのもそうないのではないでしょうか?
それ以外にもトニー・レオンの放つ、「ドーシテココガワカタンダ」などの「なまり日本語」がボディーブローのように効いて来ます。
かっこいいだけにそのギャップがなんとも言えません。
12歳から在日している日中ハーフにして○○所属という設定なのですが、それにしては日本語が下手すぎです。
そんなトニーに影響されたのかネイティブであるはずの日本人の日本語もおかしくなっています。
特にエンクミのボヨーミ日本語はトニーに勝るとも劣らないほどの破壊力があります。
でも逆に言うとエンクミや中村トオルの中国語も、ネイティブが聞けば爆笑ものなのかもしれませんね。
撮影は都庁前や新宿南口、渋谷駅前、墨田川など見覚えのあるところばかりなのですが、そんな場所でカンフーアクションが繰り広げられるのにはちょっと違和感を感じましたね。
また日本文化というか風習としてありえないだろうなぁと思える描写も。
そこは文化の違いなんでしょうね。
あと都庁前からお台場にワープしていたのには腹抱えて笑いました。
まぁ、あんな派手なカーアクションは当時空き地だったお台場でしか出来ませんよね。
ストーリーは息つく暇も無いどんでん返しの連続で、え?どういうこと?どういうこと?と引き込まれますが、いかんせん強引な展開が多く、そういうところは良くも悪くも香港映画だなぁと感じられましたね。
一番の見所はヤクザのボスを演じる阿部ちゃんの怪演かも。