ザ・クローン
核戦争によって人類の多くが死にたえ、残った人々はクローン人間のプロジェクトに取り掛かるが、クローン人間誕生には特殊なDNAが必要だった。クローン人間誕生のために行われる遺伝子実験の恐怖、そして人類の生き残りを掛けた壮絶な戦いを緊張感溢れる展開で描いた近未来SFアクション。
さすがアルバトロス!
おれたちに理解できないダメ映画を平然と見つけ出すッ!
そこにシビれる!あこがれるゥ!
はい。いつものごとくアルバトロスの作品です。
やっぱり気がつくとここの作品を観てしまう私は、引き返すことのできない道に踏み込んでしまったのでしょうか?
今回もまたひっどい映画でしたよ。
まずとにかく「核戦争後」という舞台設定自体が使い古されて手垢どころか腐敗臭が漂いますし、器である肉体のクローンに魂を注入するという設定も、どうみてもリア厨が深夜に「俺すげえ」と考え付いたものとしか思えません。
死に至る恐怖を植えつけると魂が移植できるとか、セロトニン量が30%を下回ると記憶が崩壊するとか、トンデモな話が飛び交います。いくら未来の話でも無茶すぎます。
そもそもUSBよりもチャチそうなコネクタで人間の記憶をダウンロードするってどんだけwww。
また冒頭で他人の記憶を自分にダウンロードするシーンがあるのですが、人間にできてなぜクローンにできないの?という基本的な疑問が残ります。
これだけでなく、きっちり設定を練っていないためか、シーンによって矛盾した表現が随所に散見され、説明も無ければ演出も下手で観ていてもさっぱり意味がわかりません。
どこにいても遠隔操作の隠しカメラで監視しているのに、
あっさり自室から逃亡されて見失うとかお間抜けにもほどがあります。
無駄に思わせなぶりなシーンばかりで状況が全くわからず、暗い画面でドンパチ始まると目がチカチカしてきます。
CGもどこの専門学校生が作ったのかと思うほどのお粗末振りで、げんなりすることこの上ありません。
もちろんストーリーはメリハリなくグダグダ。緊張感のかけらもありません。
何から何までチープでけれんみのけの字もありません。
こんな感じで1時間40分ほど進むのですが、
残り10分で驚愕の事実が発覚!!
そうきましたか!!
って半分以上読めてましたけどね。
ありがちなオチで。
どんなオチなのか気になる方はぜひ見てみてください。
(;´∀`)…うわぁ…となること請け合いです。
いやぁ、ダメ映画って本当にいいものですね。