鳥
いわずと知れたヒッチコックの名作サスペンス。
なのだが、どうも腑に落ちない。
鳥というどこにでもいる動物を恐怖の対象にしたアイデアはすばらしいが、そのアイデアだけで突っ走ってしまい、劇構成がおざなりになっている。
どうして鳥が人を襲うようになったのか、そもそもなぜ主人公は見も知らぬ男に鳥を届けようとしたのか、そういったデティールが描かれていない。
ストーリーも不自然な点が多い。
特に学校に烏が集結して襲撃準備しているシーン。
たとえ窓ガラスを割って入ってくる可能性があるとしても、外に逃げるのは襲ってくださいといっているようなもの。
襲撃シーンを優先して描きたいがために、不自然な展開にしてしまっているように感じられた。
鳥キタ――(゚∀゚)――!!
(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル
だけの映画というのも・・・。