女子高生チェーンソー
ミニスカ女子高生が猟奇連続殺人事件に巻き込まれるホラーコメディ。男子校の生徒たちとのダンスパーティに繰り出すため、車を走らせていた女子高生・パーカーと仲間たち。途中、車が故障し仕方なく近くのスクラップ工場で夜を明かすことになったが…。
見たい見たいと思いながらも、
なかなか見る機会がなかった作品をようやく見ることができました。
これは聞きしに勝る衝撃的な作品です。
- 誰も予想できない斬新なオチ
まず先に説明しておきますが、タイトルにもなっているチェーンソー、ほとんど出て来ません。
ほんのおまけのようなシーンでチョロっとだけ出てくるのですが、なぜそれがタイトルに入れられてしまったのか。
物語は落ちこぼれの女子高生5人組+謎の転校生+引率の女教師+運転手の若者が、ダンスパーティーに向かうシーンから始まります。
この女子高生たちがまぁ、可愛くない。
メスゴリラ1匹に、DQN一人、ゴツくてシミだらけのオバサン二人に、カマトト一人。
これのどこが女子高生だと初っ端からツッコミを入れずにはいられませんでした。
物語の展開もだるいもの。
コンパネの表示を見れば誰でもわかるガス欠に誰も気付かず、ボンネットを開けて調べる始末。
通りがかった怪しげな整備士もわからない。
怪しげな整備工場に持ち帰ってもわからない。
結局ガス欠と気づくのはラスト10分前という体たらく。
「ただのガス欠じゃないか/(^o^)\ナンテコッタイ」
いや、それはこっちのセリフだから。
その不自然さに見ていてイライラがつのります。
不自然さといえば真っ暗な夜のシーンが続くのに、カットによって明るさが全然違っていて、煌々と明るいと思ったら真っ暗に近くなったり、シーンに一貫性がありません。
以前に見た「死霊の盆踊り」を思い出してしまいました。
しかし、そんなイライラも中盤以降には全て吹っ飛んでしまいます。
馬鹿馬鹿しくくだらない殺戮シーンが始まると、
酷さが一周回って楽しくなってしまいました。
これは酷い(断言
女子高生たちが次々と襲われて死んでいきます。
犯人は誰なのか?怪しげな整備士の正体は?
そんな謎めいた雰囲気……など微塵もありません。
緊張感?なにそれ美味しいの?
ひとり、またひとりと殺される女子高生。
そしてラストに衝撃の事実が明かされます。
これはもう驚きというか映画の新たな表現を生み出してしまったかもしれません。
腹痛いwww
動機もまったく伏線のない唐突さ。
わけがわからないよ。
しかも生き残った女子高生と謎の整備士がいつのまにか出来ちゃってるよ。
これもうわかんねぇな
以下ネタバレ文字色反転
犯人は謎の転校生と思ったら校長が女装していただけだったでござる。
しかも動機が謎の超兵器を隠蔽するためでござる。
Z級映画ファンには自信を持っておすすめできる一本です!
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作品情報
原題:Scream Bloody Murder
制作:2003年、アメリカ、YorkEntertainment
監督:Jon Hoffman
主演:Stephanie Northrup
時間:87分
トレーラー: