ビッグ・バグズ・パニック
ビッグ・バグズ・パニック
『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』のローズ・レイダー製作によるパニックアクション。舞台は巨大昆虫に支配された世界。クーパーは目覚めるや否や、巨大昆虫の奇襲攻撃に遭う。苦戦を強いられるが何とか退治し、生存者一行と合流するが…。
たしか、Amazonのオススメで知った作品なのですが、ネタ的な視点から観てみてびっくり。
意外や意外、オーソドックスなB級アクションものです。
なぜ虫が世界を支配したのか。
核心ともなるその部分はあえて語らず、虫に支配された後の世界からスタートし、虫退治のみにストーリーを集約したので明快です。
合間合間にはくだらない小ネタも仕込まれていて飽きません。
虫の造形は適度に生々しくて気持ち悪さを誘い、それでいてどこかチャチな部分もちゃんと残してありネタとしても楽しめます。
もちろんお金を投じて作られたメジャー作品には足元にも及びませんが、B級ならではの魅力に満ちているように感じられました。
ただ、途中の警察署のシーンは蛇足。
あのシーンは主人公の父親の心境の変化のきっかけにはなりますが、それなら前のシーンでクリアしていてもいいですし、話の流れの中から切り離されてしまったように感じました。
何も考えず痛快なパニックものが観たい!という方にお勧めです。
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