ダメ映画レビュー

愛すべきダメ映画のレビューを書いてます

ランド・オブ・ザ・ロスト

エドガー・ライス・バローズの世界的SF冒険小説を原作としたアクション。“魔の三角地帯”バミューダ・トライアングルを航海中に巨大な嵐に遭遇したフロスト夫妻と友人たちは、気が付くと絶滅したはずの太古の恐竜が巣食う無人島に流れ着いていた。

Z級映画ファンの憩いの場、Gyaoで見つけた作品です。

安心と貫禄のアサイラム作品ということで飛びついたのですが、予想外にそこそこの出岐でびっくりしました。

もちろんアサイラム作品にしてはという判断基準であって、一般的な作品から見たらまだまだC級D級な出来であることは否めませんが。

 

 

元々原作がある作品だけにストーリーはそれほど悪くありません。

T-REXのCGも止め絵だったらなかなかのものです。

(当然ですがいつものアサイラム基準で言えば、の話です。一般化はできません)

 

しかしそれでもアサイラムはやっちゃいます。

冒頭で登場する時空の歪みの表現はありがちなキラキラですし、CGパートをケチったのかT-REXの登場シーンはいつも同じ場所。

そして同じ走り方で同じ襲い方。

えぇ、足元の逃げる人だけ変えた使い回しです。

爆発や銃撃戦の演出もいつものアサイラムです。

このあたりを見ると、あぁアサイラムだ、と納得できます。

 

でも、今までのアサイラム作品に比べたら楽しめる作品なのは事実。

やはりオリジナルはストーリーが一番クソなのかなぁ。

もったいないのは恐竜や古代生物との戦いよりも、先に漂着していた人間との争いのほうが多く描かれていること。

やはり低予算では仕方が無いのかなぁと思ってしまいます。

 

怖いもの見たさでチャレンジしてみたい初心者にはおすすめかもしれません。

その結果どうなったとしても当方は責任を負いかねますがw

 

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作品情報

原題:The Land That Time Forgot(IMDBAsylum

制作:2009年、アメリカ、The Asylum

監督:C. Thomas Howell

主演:C. Thomas Howell

時間:90分

トレーラー: