ダメ映画レビュー

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ザ・アビス 首都沈没

アルマゲドン2008」の製作を手掛けた、セブン・ワン・インターナショナルが放つディザスター・パニック。首都周辺で発生した、不可解な異変。続発する地震、一夜にして消えた湖、各所で陥没する大地。地質学者のニーナは、その原因が地下を走る廃坑跡にあると推定。警告を発するが、モンタン・エネルギー社は、坑道は全て埋めたと主張。当局も耳を貸さず、孤立したニーナは自らの手で危機に立ち向かう決心をする…。

まぁ結論から言ってしまうと意外と楽しめてしまったダメ映画でした。

地盤崩落を食い止めようとするディザスター・パニックと同時に、主人公の兄が犠牲になった坑道事故を巡る殺人事件も発生し、ハラハラドキドキ楽しめます。

 

というのは一部嘘で、もちろんダメ映画なりの楽しみ方という意味なのですが。

物語の舞台が廃坑なので画面がどうしても暗くなってしまい、全体像がつかみにくくなります。

それでいて埋め戻されたはずの坑道に下りるのにエレベーターを使ったり、いろいろとツッコミどころが満載です。

そもそも、地盤崩落災害の発生がきっかけもなく唐突過ぎて、なぜこのタイミングで?という疑問が残ります。

 

CGももちろんショボいですし、崩落する岩は発泡スチロールなのがまるわかりです。

ジャケットのようなシーンは当然ながら存在せず、舞台も「首都」ではなくもうちょっと郊外の町です。

でも、「それはそれ」と、そこそこ楽しめてしまうんですよね。

だから評価に困ってしまいます。

これは同じプロダクションが作った「アルマゲドン2008」もそうでした。

ここの作品なら普通の人にもお薦めできるかなぁ?

 

あぁ、それから殺人事件の真犯人ですが、ミスリーディングがあからさま過ぎます。

逆にそれで消去法からわかってしまいました。

それと「ザ」じゃなくて「ジ」では?という部分も突っ込んだら負けです。

 

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