ダメ映画レビュー

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超隕石 ファンタスティック・フォース

コマンドー』のキャビンアテンダント役できらりと光る名演を見せた女優、レイ・ドーン・チョン主演によるパニックアクション。地球目掛けてまっしぐらに落ちてくる巨大隕石を回避すべく、女性科学者と軍部が手に汗握る攻防を繰り広げる。

こちらもG-CORE作品です。

言わずもがなですが、「ファンタスティック・フォー」とは何の関係もありませんし、超能力も全く出てきません。

出てくるのはマッチョなオバサンと、ちょっと気の弱そうな助手、それからゲテモノ食いの元軍人に、ピザ配達人の軍人。

(まったく意味不明だと思いますが本編を見ればわかります)

 

物語はマッチョなオバサンが所属する謎の組織その名もニートが、観測中の隕石の裏にもうひとつ隠された隕石があることを発見。

その隠れていた隕石が地球に落下するコースが予測されたからさぁ大変。

政府のセーフスカイプロジェクトなるものの責任者に掛け合うのですが、国家機関のスパコンですら見つけられなかったものを、安っぽいノートパソコンで発見したのですから信じてもらえず右往左往。

空軍のお偉いさんからはそれとなく緘口令をひかれて脅される始末。

かくなる上はと、かつて隕石レーザー攻撃に携わっていた元軍人に頼み込んで…という、まぁ言ってしまえばお約束どおりの展開なのですが、これが逆に安心感というかイライラ感のないダメ映画にしています。

 

そもそも隕石のCGが発泡スチロールの塊にしか見えなかったり、隕石の監視画面が安っぽいノーパソのゲーム画面にしか見えないとか、厳重にガードされた軍事機密のカードキーが服でこするだけで読み取れるようになったりとか、まずもって演技が大根すぎるとか、つっこみどころはそれほど山のようにあるのですが、それに対してストレスがたまることなく、「ばーかwww」「ないwwwそれはないwww」と素直に笑って楽しめましたね。

 

頭を使わず楽しむのにはもってこいの作品なので、100分ほどの時間つぶしには最適です。

楽しいおバカで意外とおすすめ。

 

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作品情報

原題:Deadly Skies

制作:2006年、カナダ

監督:Sam Irvin

主演: Antonio Sabato Jr.

時間:100分

トレーラー: