ダメ映画レビュー

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トランスバトラー

2021年。地球は謎のエイリアン“バラン”の侵略を受けた。敵の圧倒的な科学力の前に、正規軍は壊滅。歴戦の勇士クリスバルに指揮されたレジスタンスたちは、“パライソ”と呼ばれる解放区に潜み抵抗を続けていた。しかし、バランの猛攻の前に全滅は時間の問題。敵のロボット軍団に対抗するため、彼らは廃材を利用した戦闘ロボットを開発。最後の反撃を試みる。敵母船に乗り込んだクリスバルは、ボス・エイリアンと対決。地球の運命を賭けた、最後の決戦がはじまった!!

トランスモーファー、トランスフォーサーと共に某映画のインスパイアとして気になってた作品。

たまたまGyaOで配信していたので見てみました。

以前にZ級マニア仲間に面白いからと勧められていたのですが、たしかにこれは面白い!(ただしZ級的な意味で)。 

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この映画のみどころ
  • スギちゃんに似た小太りの中年男性を主人公にするワイルドさ
  • 笑って楽しめる稚拙さ
  • なぜかロボットを降りて拳で殴りあう最終決戦

 

この映画、フィリピンで作られた映画なんですね。

なので舞台もフィリピンになっています。

世界各地でレジスタンスに抵抗して成果をあげているのだから、フィリピンにだって出来るよ!というちょっとしたナショナリズムも垣間見えました。

 

この作品、直接的な敵になるのは攻めてきたエイリアンであるバランではなく、エイリアンに服従した地球人である「モタノ」なんです。

作中での描写では下っ端のバランはむしろモタノの指揮で動いているようでした。

その司令官であるハデスがどうみてもシスの暗黒卿なんですよね……。

 

はっきり言ってストーリーも映像表現も稚拙です。

アクションも遅いしイマジナリーラインが守られてないから位置関係もわかりにくいし、ロボットはどうみても重機だし、子供だましのような内容です。

でも「バカで~~~www」と笑って許せる稚拙さなんですよね。

CGの表現も激ヤバwww

 

言うなれば子供向けの特撮番組のよう。

大人が見れば「それはないだろ~」とこっ恥ずかしくなるようなところもありますが、ストーリー自体はそれほど悪くないといったところが似ているように感じました。

そちらのマニアの方は見て楽しめるかもしれませんね。

 

さ、これで残すは「トランスフォーサー」か。

トランスフォーサー [DVD]

 

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原題:Resiklo

制作:2007年、フィリピン、Ignite Media

監督:Mark A. Reyes

主演:Ramon 'Bong' Revilla Jr.

時間:110分

トレーラー: