ドラゴンボール EVOLUTION
言わずと知れた鳥山明の世界的人気コミックを実写映像化した、衝撃のライブ・アクション超大作!集めるとどんな願いもかなうというドラゴンボールを狙うピッコロ大魔王の世界征服の野望を阻止するため、世界中に散らばる7つのドラゴンボールを集める旅に出た孫悟空が、ブルマや亀仙人達の助けを借り、ピッコロ大魔王と人類の未来をかけた最後の闘いに挑む…。
興味半分でとんでもない映画を観てしまいました。
原作と違うとかそういう次元ではありません。
もはや一つの映画としてつまらなすぎる超絶ダメ映画です。
数多くのダメ映画を観てきたと自認する私でも、耐え切れずに途中2倍速で観てしまうくらいのつまらなさ。
映像表現はたしかに派手なんですよ。
派手なアクションで派手に破壊して人目を惹き付けます。
でも、肝心の中身がスカスカでは、CG表現のスペック紹介デモムービーと同じです。
観ていて座りの悪さと言うかイライラを感じてしまいます。
楽しめる部分が一つとしてないんですよね。
(この点はファイナル・ファンタジーに通じるものがあります)
構成もバラバラで子供の作文レベル。
途中観ながら意識を失っていたかな?と思うほど、前後のシーンがつながってなかったりします。
東洋に関するステロタイプなイメージも健在です。
そもそも、ドラゴンボールの世界観を現代に引き写そうとするのが、根本的な間違いのもとだと思うのですが。
よくもまぁ、こんな映画を作れたものだと逆に感心してしまうほど酷い映画です。
(ここでの「酷い」はいつもの誉め言葉ではなく、「本当に酷い」です。)
本当にお金をドブに捨てるほど時間とお金に余裕のある方か、1時間半を苦痛に過ごしたいよっぽどのドMな方以外にはお勧めできません。
むしろ普通の人は絶対に見ちゃダメです。
唯一笑えたのが変な日本語。
「マッフーバ=魔封波」
「オザール=大猿」
とか
むしろこれしか楽しむ要素がないという。
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一応トレーラー。
これだけでも酷い。