D-WARS
謎のモンスター軍団に立ち向かう人類の決死のサバイバルを描いたアクション大作。L.A.の街に巨大モンスター軍団が襲来。群集がパニックに陥る中、米軍は最新兵器を駆使して立ち向かうが、更なる侵略者が現れ未曾有の大戦争に発展していく。
これは面白い!
こんなに1分に1回ぐらいの頻度で、腹を抱えて笑い転げられる怪獣映画は初めてです!
腹筋が攣りそうになるくらい笑ってしまいました。
あれ?怪獣映画って笑えるものでしたっけ?
とにかくストーリーが荒唐無稽。
天界の良い龍と悪い龍が覇権争いをして云々という伝説が、実際の歴史と絡めて語られるのにはまずびっくり。
(歴史捏造お得意だものねー)
90分しかないのに、その伝説の導入部だけで30分近い時間を割いており、さらに残りのうちの20分はひたすら、怪獣が暴れて、人々が逃げ惑って、軍が攻撃して…これの繰り返し。
残りの時間で何とかドラマをすすめようとするのですが、いかんせん尺が足りないので前後のシークエンスが飛躍してたりします。
ツッコミどころも随所にあり、むしろ気にしたら負けのような気がしてきます。
逆に、どれだけ想像のはるか斜めを行く超展開になるのかを楽しむ作品と言うことができるかもしれません。
肝心の怪獣のCGについてですが、意外や意外。
予算がそれなりについたのか、怪獣や龍の軍隊がロス市内で大暴れする映像は、それなりに見られるものに仕上がっています。
(いや、比較対象が低予算Z級だから、マシにみえるだけかも)
スターウォーズとロードオブザリングを足して3で割ったような感じ、そう言えば分かり易いでしょうか?
特に怪獣は劣化版ロードオブザリングという印象を受けました。
ただ、ラスト近くでいきなり何も無い荒野で善悪の龍同士が戦うシーンはあれまビックリ。
予算を使い果たしてしまったのか、いきなりチープなCGになってしまいます。
いや、CGそのものはまぁいいのですが、背景とのマッチングが全然できていません。
なんというか言葉を失います。
とにかくバカな映画を観て頭空っぽにして笑い転げたい!
そういう方にはぜひお薦めの作品でした。
普通の怪獣映画を見たい方はかかわらない方が無難です。
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