侵略決戦 エイリアン・パニック
エイリアン対人間のバトルを描いたSFパニック。仲間と共にクルージングを楽しんでいたヘザーは、緑色に輝く不気味な隕石が落下するのを目撃する。ボートのエンジンが止まり島まで泳いで行くことにした彼らだったが、仲間のひとりが行方不明になり…。
いやぁ、久々に一周まわって面白いダメ映画でしたよ!!
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この映画のみどころ
- 6分にも及ぶオープニングロール
- 見るものを驚かせるエイリアンの造形
- 何をしたいのかさっぱりわからないエイリアンの謎
ざっくり言ってゾンビのように、エイリアンにやられた人間がエイリアンになる伝染型のお話です。
低予算の映画にありがちですか、この作品もまた、登場人物たちが何をやりたいのかさっぱりわかりません。
前後の話の脈略はつながってませんし、台詞と状況も乖離していて支離滅裂。
作り手の頭の中ではつながっているのでしょうが、見ているこちらにはわけがわからず( ゚д゚)ポカーンとするしかありません。
なんで「エイリアンは俺が倒した。もう大丈夫だ」と言った直後に戦闘準備を始めるんでしょうか?
そしてなぜ、倒されたはずのエイリアンが何体にも増殖して襲ってくるのでしょうか?
なぜ船で逃げられるのにとっと逃げ出さずに、一旦家に帰ってセックスしてるのでしょうか?
わけがわからないよ
そのどうしようもなさを楽しめるようなマニアには絶対おすすめできる作品です。
どうして灯台のシーンが安っぽいCGなのか、にも注目ですよ。
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作品情報
原題:PREDATOR ISLAND
制作:2005年、アメリカ、Synthetic Cinema International
監督:Chuck Gramling
主演:Dan Gordon
時間:73分
トレーラー: