ダメ映画レビュー

愛すべきダメ映画のレビューを書いてます

処刑人II

コナーとマーフィーのマクマナス兄弟たちが、イタリアン・マフィアのボスを処刑してから8年。アイルランド郊外の羊牧場で暮らしていた兄弟のもとに、二人がよく知る善良な神父が、兄弟の処刑方法を模倣して殺害されたとの知らせが入る。兄弟は罠を承知でボストンへと向かい…。

 

思えば私が今のようにZ級とかカルトとか、そういった類の映画にはまるきっかけとなったのが「処刑人」でした。

ウラ関根TVにて紹介されたデフォーの女装姿に興味を惹かれ、実際に作品を見てどっぷりはまってしまいました。

その結果がこの有様です・・・。

まぁ、時期的にDVD環境が整ってVHS時代とは比べものにならないくらい、映画を観るハードルが下がったからとも言えますが。

 

その処刑人。

まさかの続編ということでわくわくしていたのですが、デフォーがクレジットされていないのを知り、かなり意を削がれてしまいました。

ですが、実際に観た方から「絶対に見たほうがいい」と勧められ、騙されたと思って見てみたわけですが・・・。

 

最高!

 

いやぁ、10年経ってもこの悪ノリは最高ですね。

設定からしてぶっ飛んでいるので人によって好き嫌いがはっきり分かれると思いますが、私はこういうおバカなノリの映画は大好き。

 

10年経ってイケメン兄弟もそれなりに老けたものの、中身は全然変わっていません。

行きあたりばったりな計画を立てては思うようにことが運ばず、そのたびに幼稚な兄弟喧嘩を繰り広げ、でもなんとか結果オーライで上手く行ってしまうというノリも変わらず。

 

前作ではウィレム・デフォー演じるスメッカーがおいしいところを持って行きましたが、今回は新たに仲間になるメキシコ人のロメオがその役回り。

主人公イケメンなのに脇のほうが目立ってます。

 

前作を見ていることが前提でストーリーが進みますので、この作品から見始めた人には難しい部分もありますが、前作を楽しんで観ることのできた人には絶対にオススメ!必見です。

 

そしてラスト。

なんとなんと!これは!

まさかこんなことが待っているとは!

次回作にもつながりそうな展開で終りますが、これは期待してもいいのでしょうか?

 

今回はいつもの「ダメ映画」とはニュアンスが違いますが、「愛すべきおバカ映画」ということでこのジャンルで紹介いたしました。

 

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作品情報

原題:The Boondock Saints II: All Saints Day

制作:2009年、アメリ

監督:Troy Duffy

トレーラー: