ダメ映画レビュー

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爆発感染/レベル5

ビバリーヒルズ青春白書』のティファニーティーセンほか豪華キャスト共演によるパニックムービー。未知のウィルスに冒された犠牲者を乗せた飛行機がL.A.空港に到着。そこからウィルスは各大都市に広がり、世界中が未曾有の恐慌状態に陥っていく。

新型インフルエンザの大流行が警戒される中、この手のパンデミックものが増えているようですね。

その中でも一番ダメそうなものをチョイスして見てみました。

製作は「壊滅」シリーズのRHI。パニック物を多く製作しているスタジオです。

 

この作品、「壊滅」シリーズと同じく、90分ずつの前後編2部構成なのですがこれが長い。

冒頭の物語への入り方は良かったですし、感染がどんどん広がる後半の展開もまぁ面白かったのですが、その間がグダグダな展開で中だるみしてしまいます。

パンデミックだけにテーマを絞ればいいのですが、登場人物それぞれのサブストーリーなどを織り込みすぎて、すごく中途半端な印象になってしまっているんですよね。

面白い部分も多いだけに非常にもったいないなぁと思ってしまいます。

 

また緊迫感にも欠けています。

事の重大さを認知していないならともかく、認知していながら全く適切な処置がとられていないんですよね。

感染防護策が素人から見ても穴だらけ。

感染の疑いがあるものが検疫施設から逃亡しても、放置したままで市内に感染を広げる始末。

感染者の隔離策も不十分。

もし、このようなパンデミックが発生したら市民はどのような行動を取るべきか、どのような行動が安全かといった啓蒙にはなんら役立たずに、ただ不安を煽るだけです。

 

オチにいたってはあっけなさ過ぎて、そんなのあり?と思ってしまいます。

なんというか…こういった中途半端さが印象に強く残りましたね。

 

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