ダメ映画レビュー

愛すべきダメ映画のレビューを書いてます

アルマゲドン2012 マーキュリー・クライシス

水星と地球の衝突による破滅を回避するため奮闘する人々を描いたSFパニック。太陽活動の異常により、水星が地球に衝突することを知ったプレンストン。人類滅亡を回避するために、彼は実行不可能とされていた“プロジェクト7”の再起動を決意する。

先日午後ローで放送された作品です。

録画したまま放置しておりましたが、ようやくのことに見ましたよ。

これは予想以上でしたねぇ。

 

  

この映画のみどころ
  • 彗星ではなく水星が地球に衝突するというコンセプト
  • 都合よく磁力を発生させる水星の破片
  • フォーガットンのアレを連想させる主人公同僚のアホな死に様

 

この作品、基本的な部分でわけのわからないことが多すぎます。

 

太陽の黒点がなぜか消滅し、太陽フレアマグネターと呼ばれる強力な磁気嵐を呼び起こし、その影響でなぜか水星が軌道を外れて地球に接近するコースを取りますし、なぜか水星の破片が隕石雨のように地球に降り注ぎますが、なぜか地表にはクレーターも出来ず衝撃波も発生しません。

さらに主人公の奥さんが乗り込んでいる水星探査船の救難信号は、なぜか大学生の海賊ラジオしか拾いません。

主人公が採取した水星の破片は超強力な磁気を発生させているというものの、それらしき描写はペンが引き寄せられるだけで、なせか電子機器には全く影響を与えません。

 

いろいろと細かいことを考えたら負けなのでしょう。

都合の悪いことはすべて磁力の影響とされ、主人公の周りの人々も次々に死んでいきます。

けれど、その被害の様子は限定的で、地球規模の危機には見えないんですよね。

 

解決法もあまりにも突飛。

いかにも低予算映画らしい作品でした。

頭使わずダメな部分を楽しむのには最適かも?

 

ちなみにこの作品の監督。

シネテル・フィルムズの御用達らしく、

この他にも、

などの監督もしております。

うん。なるほど納得。

 

その他のレビュー済みダメ映画はこちらからどうぞ

 

作品情報

 

原題:Collision Earth

制作:2011年、カナダ、Colliding Pictures

監督:Paul Ziller

主演:Kirk Acevedo

時間:95分

トレーラー: